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Vision

Philosophy「魁」「匠」「雅」「育」に紐づく、

デザインカンパニーとしての4つの指針。

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▼ 日の丸の先端技術、デザインの力による「デスバレー」の克服

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デスバレーとは、最先端の優れた技術や研究開発成果を有しているのにも関わらず、事業化や製品化に失敗する事象、あるいはその障壁のことを指します。

 

創業者・中野雄大は、少年時代より環境やエネルギー問題の解決に強い関心を寄せる折、2004年に慶應義塾大学・電気自動車研究室の開発した、当時世界最速を誇った8輪の電気自動車「ELiiCA(エリーカ)」と出会いました。

2000年代序盤は、冷暖房の節電など「エコは我慢して達成する」という意識が世間一般に強かった中で、ELiiCAの描く「エコは楽しみながら達成する」という前向きなビジョンに、創業者は当時中学生ながら強い感銘を受けました。

その後、同時期に話題になり始めていた米国の電気自動車ベンチャー・テスラと対比しながら、成長の経過を追う中で、世の中には優れた技術を有しながらも実用化に失敗し、消えていく、無数の先端技術があること、そして今日、日米両者の間についた歴然たるシェアの差から明らかな通り、日本が科学技術で他国に先行、あるいは拮抗していながらも事業で負ける一定の図式があることを理解しました。

それらの要因は、技術の単純な優劣だけでなく、発起人が研究者、あるいは技術者としての能力に長けていたとしても、必ずしも起業家や経営者としての能力を有している訳ではないこと、端的に申し上げれば、人と資金を集め、それらを持続的に運用する能力が不足していることも、先端技術の実用化を逃す大きな一因になっています。

 

デスバレーを今まさに克服しようとしている研究機関やベンチャーにとって、デザインには3つの大きな役割があります。

第一に、言葉の羅列だけでは伝わりづらい技術の価値を、プロトタイプを用いて「一目で人に伝わるカタチにすること」。

第二に、上記を用いて開発や営業、投資サイドに至るまで意欲や愛着、誇りを醸成し、「チームの士気を鼓舞すること」。

第三に、要件定義から試作、仮説検証に至るまで深く関わり、「人々の潜在的な願望を満たす姿へ具現化すること」です。

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日本の先端技術が実用化に至らない、あるいは事業で負ける要因をデザインの力で克服する、その第一のミッションは、最先端のペット型ロボット「LOVOT(らぼっと / GROOVE X 株式会社)」の開発プロジェクトへ参画する機会を得たことにより、今日、遂行の一歩を踏み出し始めました。

具体的には、デザイン開発のアシスタント業務を主務として、2017年春より2年余りに亘ってプロジェクトへ参画、途中、同社のシリーズAラウンドの資金調達(43億5000万円)を経験し、2019年12月には多くのプロジェクトメンバーの尽力によって無事に、製品の初出荷に至ることが出来ました。

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当社は、研究機関やスタートアップを中心にデザインの開発支援業務を担う企業として、また時には独自ブランドのメーカーとして、その役割を自覚、全うし、実現に邁進します。

 

(理念「魁 - Sakigake」の解)

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▼ 世界観を極める、少数精鋭の組織づくり

 

デザイナーの理想は、必ずしも形にできるとは限りません。

それは、機械の加工能力やコストの面で限界があり、また肥大化し過ぎた組織において調整や根回し、承認のために力を割いている間に、デザインの本質的な意図や質がなおざりになってしまうなど、プロセス上の問題を数多く抱えているからです。

しかしそれらの課題は、例えデザイナーであってもエンジニアリングを熟知し、実務を担う機会を十分に持つこと、またいくつかのプロセスを機械化、自動化し、小さな規模に集約することで、保有能力の上限一杯まで力を引き出し、理想の世界観や形状、性能を追求することが可能になります。

 

当社は、デザインカンパニーとしてその世界観を惜しみなく表現するため、また試作サイクルの短縮やコストの最小化、仕事に対するやりがいや従業員一人当たりの利益の最大化を目的に、これまでに多数の人が分担して担っていたパートの仕事を、その役割を充足する最新鋭の機器に置き換えたり、スクラム開発やセル生産方式の導入など組織づくりの工夫により、現場から過度な分業やアウトソーシング、承認プロセスを排し、少数精鋭の匠による一貫した開発・生産体制の構築を目指します。

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​(三大哲学「匠 - Takumi」の解)

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▼ 世代を超える美しさ、心の拠り所たる「雅なデザイン」の体現

 

“世代を超える「雅(みやび)」な美しさ”・・・それが当社のデザイン哲学です。

 

概念として、大女優「オードリー・ヘプバーン」のような存在、というと大勢の人にとってイメージが持ちやすいかもしれません。
この世に、美しく、華もあり、人気のある女優はたくさんいます。

しかし彼女のように、絶頂期から半世紀以上の時を経ても、世代を超えて愛される女優は非常に稀です。
なぜ彼女は、今もなお、多くの人々の心を惹きつけてやまないのか。

 

それは他でもなく、オードリーが容姿端麗であることに加えて、内面においても類稀な美しさと強さを持ち合わせていたからです。

その内面を構成する要素は、主に3つ。

第一に、徳を積み、愛に生きる「品格」。
​第二に、人の痛みを知り、権威や既成概念に屈服せず、自他を善良な道へ導く「知性」。

第三に、気取らず、飾らず、自然体に生きること、人の心に信頼感や安心感を育む「愛嬌」です。

 
これら3つの要素は、即ち、私たちのデザインに対する心構えでもあります。

ただ着飾るように美しいだけでなく、人の心に寄り添うこと。

世代を超えて愛されるプロダクトを目指すからには、技術的な伸びしろを想定して予めハードウェアに十分な拡張性を持たせるなど、変化に適応するための創意工夫も併せて必要になるでしょう。

トレンドの移ろいが激しく、対物あるいは対人に関係なく、インスタントな関係に溢れた現代だからこそ、世代を超え、心の拠り所となる物事への価値を重んじる、それが私たちの世界観なのです。

 

(三大哲学「雅 - Miyabi」の解)

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▼ 人の「成長」を重んじ、「恩送り」のサイクルに生きる

 

成長とは何か。

それは例えば、昨日できなかったことが、今日できるようになることです。

恩送りとは何か。

それは例えば、両親や恩師から受けた恩を、自分の子供や他の別の誰かへと繋いでいくことです。

 

私たちは人類の幸福を実現するために、物質的に社会を豊かにするだけでは、もはや実現が叶わないことに気付いています。

それは今日の世の中を見渡せば明らかで、いくら物質的に豊かになっても、心が豊かにならねば真の幸福は実現し得ないからです。

私たちは、人が日々成長しながら物事を達成していく瞬間、また父親や母親が子を育むように熟練者がその成長を支え、次の世代へバトンを繋いでいく、愛ある恩送りのサイクルにこそ、幸せの本質が宿っていると信じています。

 

当社が取り組むマン島TTレースプロジェクトは、他でもなく、このミッションを遂行することに本意があります。

本来的に最短距離で勝利を目指すだけであれば、先述のLOVOTプロジェクトのようにVCなどから潤沢な資金を調達し、熟練者だけでチームを構成するのが1番手っ取り早いかもしれません。

​しかし、レースに挑む最たる目的は、組織として最短距離で勝利を挙げることではなく、挑戦の舞台に立つ若者が自らの意志で計画を立て、トライ&エラーを重ね、長い目を持って成功体験を育んでいく、成長のストーリーそのものにあります。

そうして経験を重ねて熟練の技を身に付けたかつての若者が、社会の担い手となり、やがては指導者として次の世代へバトンを繋いでいく、そのプロセスを育むことが私たちの使命です。

 

“人の「成長」を重んじ、「恩送り」のサイクルに生きる”・・・その思想、哲学、ミッションは、職務においてだけでなく、もちろんプロダクトその他全般においても貫かれていきます。

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​(三大哲学「育 - Hagukumu」の解)

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